吉野山
吉野山
¥99,000
※こちらの価格には消費税が含まれています。
※この商品は送料無料です。
「吉野山」
歌舞伎「義経千本桜(よしつねせんぼんざくら)」の「道行初音旅(みちゆきはつねのたび)」を通称「吉野山」と言います。
静御前(しずかごぜん)と佐藤忠信(さとうただのぶ)の旅路の様子が演じられます。
静は義経に形見としてもらった「初音鼓(はつねのつづみ)」を持って旅をしています。
初音鼓は、雨乞いの祈りのために狐の皮が張られた鼓です。
長い間、宮中に納められていたものを、後白河院(ごしらかわいん)が義経にその鼓を与え、さらに義経が静に形見として鼓を与えました。
実は一緒に旅する忠信は、初音鼓の皮を張られた狐の子が化けたものでした。
そのため、旅の途中で行方知らずになっても、静が鼓を打つと、忠信が現れたり、忠信が鼓に愛しそうに頬ずりをしたり、ふと手が狐の手になるなど、狐であることを暗示している箇所が見受けられます。
子狐は両親の魂がとどまっている鼓に寄り添い、守ろうとしていたのです。
義経が狐の心に感じ入り、鼓を与えるというドラマの発端にあるシーンです。
その道行のシーンを彷彿させる背景を描いた1枚です。
画材
水彩絵の具(ネオカラー)
絵画サイズ
(380mm×455mm)
額サイズ
(542mm×617mm)